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第80回アマチュア名人戦滋賀県大会の出場記

アマ名人戦滋賀県大会の賞品

どうも、あらきっぺです。

2026年7月26日に、第80回アマチュア名人戦滋賀県大会に出場いたしました。結果は三位という形になりました。

今回は、この大会の模様を振り返ってみたいと思います。

大会に向けた準備

今回の大会の持ち時間は、15分30秒。決勝戦のみ20分30秒です。前回に出た大会の反省を踏まえて、今回は短時間の将棋を指す機会を多めに設けました。

他の取り組みとしては、詰将棋を解いたり定跡の研究を進めたりという要領で、そこは以前と変えない形を取りました。ただ、短時間の将棋を指す機会を増やしたことで棋譜並べの量が減り、大会の一週間くらい前はあまり調子が良くないなと感じていました。それを自覚してからは実戦の量を少し減らしてバランスを調整することに。どうも自分の場合、特定の勉強方法に偏ると調子が悪くなるようなので、満遍なくこなしているほうが良いみたいです。

ただ、そうなると時間が足りないんだよなぁ…。

大会の模様

冒頭にも述べた通り、今回は三位でした。順に振り返ります。

◆予選1回戦 (先手番)

予選1回戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

序盤は研究通りの進行で、相手が秒読みに入ったとき、こちらは11分以上残っている理想的な状況。加えて、評価値も+300ほど良くなっていました。

しかし、経験が浅い戦型だったことが災いして、急所を外した手を連発することに。終盤も勝ち筋が訪れていましたが、30秒将棋では上手く対応できませんでした。

ここは☗5五馬と逃げれば優位を保っていたのですが、対局中は4七や5七の地点をケアすることが急所と見ていたので、馬を逃がす発想がありませんでした。

また、そもそも☗4五銀☖同香☗同馬引と応対すれば相手の攻めが止まっていると見ていたのですが、そこで☖3九飛成とダイブされると銀を渡してしまったので、いきなり受けがなくなりました。飛成が全く見えていなかったです。

自分の勝ちパターンに持ち込めていた将棋を落としたのは痛いですが、「今日はこれを良い教訓にしよう」と前向きに捉えることにしました。

また、余談ですが将棋大会の予選の1局目で負けたのは、約10年ぶりくらいかもしれません笑

◆予選2回戦 (先手番)

予選2回戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

早い段階で優勢になり、その後も緩むことなく着地できました。これは快勝で、ほっと一息といったところ。

◆予選3回戦 (後手番)

予選3回戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

相手の想定を上手く外すことができたようで、これも早い段階で優位を得ることに成功。中盤は最善を逸した場面もありましたが、全体的には順調に押し切れました。

二局続けて良い内容の将棋が指せ、ギアが上がってきた感触がありました。予選の敗戦が帳消しになると得した気分ですね(ただの錯覚)

◆本戦1回戦 (後手番)

本戦1回戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

序盤はまずまずの立ち上がりで上手く乗り切れましたが、仕掛け周辺の指し方に甘いところがありました。

この局面でしっくりくる手が分からず、本譜は☖9五歩☗同歩☖9七歩☗8六銀☖6五歩と暴れたのですが、これはさすがに暴発気味の仕掛けで芸がありませんでした。一歩間違えると自滅になりかねない手を選ぶのは未熟ですね…。

ここは☖3八歩が本筋で、こう指せば少し面白い将棋でした。強引な手ではなく、こうしたスマートな手がパッと見えるようにならないといけません。

◆本戦2回戦 (先手番)

本戦2回戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

作戦勝ちから元気よく動いて、常にリードを維持することができた将棋でした。上手く自分の勝ちパターンに持ち込めたかと思います。

◆準決勝 (後手番)

準決勝の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

これも後手番としては悪くない立ち上がりでしたが、あまり経験したことがない将棋だったので形勢判断が上手くできていないところはありました。また、全体を通してみるとチャンスが乏しかったですね。

こちらの逸機としては、この局面で☖2三金と歩を払う手を逃したのは痛かったです。対局中は☗2五歩☖同歩☗同桂がうるさいから却下したのですが、それには☖4四角と上がれば歩を三枚持っているので受かっていました。連打する歩が足りているので、☗1三桂成の筋がヒットしないことに気づけていませんでした。

☖2三金さえ指せていれば、その後の展開が大きく変わっていたはずです。後手番の将棋は局面を互角くらいに押し戻しても、そこからが大変なのですが、本局もそれを痛感する一局となりました。

◆三位決定戦 (先手番)

三位決定戦の棋譜解析の結果。
自分の研究範囲が切れた局面から解析。
(使用ソフトは水匠11、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)

少し定跡を間違えましたが、途中から自分の研究範囲に合流し、持ち時間が10分以上残っている状態で+600程のアドバンテージを取ることができました。以降も順調にリードを拡大できたと思います。

一応、最終局をきちんと締められたのは良かったです。

雑感

序盤は特に問題はなく、先後に関係なく作戦負けに陥る将棋はありませんでした。また、(1局目だけは失敗しましたが)「定跡の力でリードを奪って先行逃げ切り」という勝ちパターンに持ち込めている将棋も多く、そうした傾向は日々の学習の成果を活かせたかなと感じています。

相変わらず中盤のパフォーマンスには物足りなさを感じているのですが、今年の四月に出た大会よりもパフォーマンスは向上していたので、一応、及第点はあるかなといったところでしょうか。全体的には、まずまずの内容だったかと思います。

後手番の勝ちパターンが確立できていない

今回の敗因としては、後手番の勝ちパターンが確立できていないことが一番の要因だと感じています。準決勝の振り返りでも記しましたが、将棋の後手番は局面が互角くらいになっても、そこから形勢を良くするのが大変です。

また、定跡を深く研究している方なら実感するかと思うのですが、後手番で良い定跡を作るのは非常に難しい側面があります。そのため、「定跡の力でリードを奪って先行逃げ切り」という勝ちパターンになかなか持ち込めない問題があります。

割と、これに関しては私個人の問題というより、全ての将棋プレイヤーが抱えている問題という気もするのですが、こういった皆が抱えている問題を上手く出し抜かないと、突き抜けて勝つことはできません。気長にこの課題に向き合っていこうかと思います。

また、最後になりましたが、大会の運営に携わってくださった関係者各位に、厚くお礼申し上げます。お陰様で、一日楽しく将棋を指すことができました。また、本大会に協賛してくださった叶匠寿庵様にもお礼申し上げます。賞品で頂いたお菓子はとても美味しかったです。

それでは、また。ご愛読くださり、ありがとうございました!

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