どうも、あらきっぺです。今年から、自分が出場した大会はなるべくブログで振り返るようにしたいと思い、筆を取りました。
2026年1月18日に、第55回支部名人戦京都府大会に出場いたしました。筆者は滋賀在住ですが、所属している支部の関係上、京都府の大会に出ている経緯があります。結果は準決勝敗退でした。
今回は、この大会の模様を振り返ってみたいと思います。
目次
大会に向けた準備
今回の大会の持ち時間は、15分30秒。事前にそれは分かっていたので、30秒将棋や10秒将棋の対局を増やし、なるべく短い秒読みに慣れておくことを行いました。
また、研究会におけるここ一ヵ月の傾向として、
・定跡がうろ覚えで間違いが多い
・寄せが乱調で勝勢を仕留め損なう
こういった傾向が顕著になっていました、ゆえに、大会の一週間前くらいからは、主に定跡の見直しと終盤の学習をメインに取り組んでいました。
終盤の学習をもう少し具体的に述べると、
・詰将棋は毎日、最低30分行う
・優勢な局面からソフト(Ryfamateや水匠10)と対局する
こういったことを取り組んでいました。
大会の模様
予選は連勝で通過しましたが、冒頭にも述べた通り、準決勝で敗退となりました。順に振り返ります。
◆予選1回戦 (後手番)

(使用ソフトは水匠10、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)
早い段階で有利になり、概ね問題ありませんでした。しかし、後で振り返ると敵陣の攻め方が少しおかしい部分があり、それは対局中の読みや感覚とかなり乖離がありました。
◆予選2回戦 (先手番)

(使用ソフトは水匠10、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)
序盤は作戦勝ちでしたが、中盤の要所で時間を使って選んだ手が、あまり良い選択ではありませんでした。強気に攻める手を選べば良かったようです。
とはいえ、一局を通して悪い場面はなかったので、そこまで大きな問題はなかった将棋ではありました。
◆決勝トーナメント1回戦 (先手番)

(使用ソフトは水匠10、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)
序盤は少し定跡を間違えていました。結果的には作戦勝ちになったので事なきを得ましたが……。
評価値の推移だけ見ると危なげなく勝てた将棋ではありますが、中盤の形勢判断は、対局中の感覚と乖離がありました。対局中は悲観していていて、自分がずっと良いという認識がなかったです。
また、90手目付近で評価値を落としていますが、これは攻め方を誤ったミスによるものです。
◆決勝トーナメント2回戦 (後手番)

(使用ソフトは水匠10、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)
序盤は後手番としては不満の無い展開でしたが、中盤以降の指し方の要領が掴めておらず、時間を使って選んだ手(50~60手目辺り)が最善ではありませんした。ここのミスが致命的で、以降はまずい状況に陥りました。ずっと苦しい将棋でしたが、容易に土俵を割らず逆転にこぎつけたのは、良かったところかと思います。
なお、対局中「やっと難しくなった」と感じたところが、最も形勢が悪かった場面ではありました。30秒将棋の状態だと、大局観が正しく機能していない傾向がありそうですね。
◆準決勝 (先手番)

(使用ソフトは水匠10、一手辺り1億ノードで棋譜解析。)
序盤は作戦勝ちで、この日の中では最も作戦が成功した将棋でした。しかし、これも中盤以降の選択がまずく、十分な態勢から自ら勝ちにくい将棋に突っ込んでしまいました。
全体的には大局観が悪く、いろいろと課題を感じた一局となりました。
雑感
全体としては、序盤は特に問題はなく、終盤も自分が優勢な状態になれば、きちんと勝ち切ることが出来ていました。こうした傾向を見ると、大会に向けた準備は正しく機能していたように思います。
問題は中盤のパフォーマンスで、今回はこれが本当に杜撰でした。ちなみに自分の傾向として、日々の学習方法に偏りがあると取り組んでいない領域のパフォーマンスが下がる傾向があります。そのため多少は覚悟していたのですが、思ったよりも精度が低かったですね。あんまり攻めの手が見えていなかったですし、大局観もイマイチでした。
なお、中盤の学習をおざなりにしていたのは、直近の研究会において、特に中盤でミスをしていなかったからという背景もあります。ただ、今にして思えば、そこで指した将棋は30分60秒とか90分60秒といった、ある程度長い持ち時間の将棋だったので悪影響が出なかったという可能性はあった気がします。持ち時間が短い将棋の中盤戦のパフォーマンスを、もっと日頃から見ておく必要がありました。引き続き改善に向けて邁進したいと思います。とりあえず、満遍なく色んな領域を学習しないといけないですね。
最後になりましたが、大会の運営に携わってくださった関係者各位に、厚くお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
それでは、また。ご愛読くださり、ありがとうございました!
