元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2019.1.14)

毎日次の一手(2019.1.14)

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「攻防手」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

毎日次の一手

正解は、▲3四角です!

 

毎日次の一手

角を打って王手を掛ける手が正解でした!


解説

 

問題図は、先手の玉に詰めろが掛かっているので、まずはその詰み筋を把握しておく必要があります。

 

毎日次の一手(2019.1.13)

例えば、▲6二飛のような「ただ攻めるだけ」の手では、△8八金と打たれてトン死します。(第1図)

 

毎日次の一手

(1)▲同金は、△6八金▲8九玉△6七角以下、詰み。

(2)▲6九玉は、△7八金▲5九玉△6八金から物量にモノを言わせて詰んでいます。(A図)

 

また、問題図から▲7七銀と引いて受けるのは、△8八銀という豪打を喫します。(第2図)

 

毎日次の一手

これを▲6九玉と逃げると、△7七銀成で先手玉は必至です。

しかし、▲同銀は△6八金▲同金△同桂成▲同玉△6六香と迫られて、先手玉は詰み筋に入ります。(第3図)

 

(1)▲6七歩は、△同香成▲同玉△7六角。
(2)▲7九玉は、△6八金▲8九玉△7九金打。(B図)

いずれも、詰みです。

最も頑張れるのは▲5九玉ですが、△4七桂▲同金△5八金▲同玉△4七歩成▲同玉△3七金で、やはり逃げ切れません。(第4図)

 

▲4六玉の一手ですが、△5五金▲3五玉△4五金から詰んでいます。青枠で囲った駒が、先手玉を詰ます足場になっていますね。

 

改めて、問題図に戻ります。

毎日次の一手(2019.1.13)

このように、遠い場所にいる4三の玉が、先手玉を詰ますために一役買っていることが分かります。

つまり、ここではその玉を追い立てる手が求められており、それが▲3四角なのです!(解答図)

 

次の一手

後手は詰みを回避するには、△5三玉と逃げる一手ですが、さらに▲5二飛と追いかけます。

そこで、(1)△6四玉は、▲6二飛成で詰んでしまいます。(C図)

よって、(2)△6三玉が最善ですが、▲5四銀△7三玉▲6八歩が自玉を安全にする好手順ですね。(第5図)

 

6八の地点が弱点なので、そこをケアすることが肝要です。

ここまで進むと、先手玉は自陣に角が利いている上に、中央にあった後手の足場を破壊したので、飛躍的に安全度が向上しています。後手は攻める手段が難しいですね。

 

第5図は、次に▲3二飛成で銀を取る攻めが間に合う格好なので、先手が優勢と言えるでしょう。

 

問題図では、上部を開拓することが急所でした。ゆえに、▲3四角→▲5二飛という手順が、適切な手段になる訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.1.14)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手(2019.1.14)

難易度
(3.0)

目的: 勝勢に持ち込む。

 

ヒント: 一番、欲しい駒を考えてみてください。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

 



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