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毎日次の一手(2019.1.29)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「攻防手」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

毎日次の一手(2019.1.28)優位

正解は、▲6九銀です!

 

次の一手

竜取りに銀を打つ手が正解でした!


解説

 

問題図で先手は桂得していますが、後手の攻め駒がたくさん迫っているので、自玉の安全を確保したい場面です。

 

毎日次の一手(2019.1.28)優位

例えば、▲7七銀と数を足す受けはどうでしょう。確かにこれなら守り駒の数は減りません。

しかしながら、△2九飛成で緩められたときに指す手が難しい懸念があります。(第1図)

 

後手は△8八銀成が権利なので、焦ってこれを行使する理由はありません。

先手は持ち駒が角銀だけでは寄せに不安がありますし、次の△9六桂も嫌らしいので、これは大変な将棋です。

 

改めて、問題図に戻ります。

毎日次の一手(2019.1.28)優位

第1図の問題点は、攻め駒が少なくなってしまうことです。いくら自玉が安全でも、相手を攻める手段がなければ穴熊の姿焼きになりかねません。

 

つまり、問題図では、自玉を安泰にすることと、攻め駒を減らさないことを両立する手が求められており、それが▲6九銀なのです!(解答図)

 

次の一手

これはタダで取られてしまうので、部分的には受けになっていません。ですが、△同飛成には▲同馬△同竜▲9二飛で後手玉を仕留めることができます。(第2図)

 

(1)△8三玉には、▲9一飛成。
(2)△7一玉には、▲8二銀△6二玉▲7三銀不成。(A図)

いずれも、後手玉は寄り筋です。

 

改めて、解答図に戻ります。

次の一手

後手は▲6九銀を取れないことが分かりました。したがって、△8八銀成▲同金△2八竜と逃げておくくらいですが、▲5九歩が堅実な一着で、先手玉は安全な状態になります。(第3図)

 

これを△同飛成は、▲3七角で飛車が取れますね。

第3図で後手は、△2九飛成と桂を補充するのが一案ですが、その瞬間は先手玉に脅威が無いので、▲6二銀△同金▲9二歩成と強襲を掛ければ先手が良いでしょう。(第4図)

 

(1)△同玉は▲7一角が詰めろ金取りですし、(2)△7一玉には▲4三桂成で挟撃態勢を作る手が、率の良い攻め方になります。(B図)

 

第4図は、自玉に憂いが無い状態で敵玉を攻めているので、先手が優勢です。第1図との違いは一目瞭然ですね。

 

問題図では、後手は飛車を渡すことができない状況だったので、それを逆手に取ることが急所でした。ゆえに、▲6九銀が賢明な一手になるという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.1.29)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手(2019.1.29)良さ

難易度
(3.0)

目的: 良さを求める。

 

ヒント: 攻めに専念できる状況を作ってください。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

 



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