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毎日次の一手(2019.1.16)

毎日次の一手(2019.1.16)

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「攻防手」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

毎日次の一手(2019.1.15)

正解は、▲6三角です!

 

昨日の解答

角を敵陣に放つ手が正解でした!


解説

 

問題図で先手は豊富に手駒を保持していますが、自玉が薄いので、その点とは上手く相談する必要があります。

 

毎日次の一手(2019.1.15)

例えば、▲3四歩と指そうものなら、△2七金と打たれて、突如、受けに窮してしまいます。(A図)

なので、それを防ぐために▲2七銀と受けに回る手も考えられますが、それには△4六歩と合わせる手がうるさい攻めですね。(第1図)

 

4七の地点にターゲットを絞ることで、△5六馬と引く攻めの威力を最大化させている意味があります。先手は、この歩を取っても放置しても始末が悪いです。

 

第1図は、敵玉に詰めろを掛けることができないので、後手が寄せに専念できる状態になっていることが痛いですね。

 

改めて、問題図に戻ります。

毎日次の一手(2019.1.15)

このように、受け一方の手では後手に好き放題に攻められてしまいます。

つまり、問題図では△2七金を受けながら攻め味を残す手が求められており、それが▲6三角なのです!(解答図)

 

昨日の解答

これに対して△4六歩と攻めるのは、▲4一銀が詰めろで入るので、先手の一手勝ちです。(第2図)

 

放置すると▲3二銀成△同玉▲4一銀から詰みですし、△同竜も▲同角成から詰みですね。

また、△4二金打で抵抗されても、▲3二銀成△同金▲4一銀で相手の金が尽きるまで銀を引っ掛けておけば寄せ切れます。

 

改めて、解答図に戻ります。

昨日の解答

後手は▲4一銀と食い付かれると受けが利かなくなるので、ここでは△2二玉で早逃げしておくほうが息が長いのですが、それには▲3四歩△同銀▲4六桂で、玉を上がった手を咎めに行くのが良いでしょう。(第3図)

 

銀取りと同時に△4六歩を防ぐ味の良い攻防手ですね。

(1)△2五銀は、▲3三歩△同桂▲3四歩で良いですし、(2)△3三金打は▲4一銀で問題ないでしょう。

 

第3図は▲6三角と▲4六桂が入ったことで、防御力を上げつつ寄せに向かうことを実現しているので、先手優勢です。

 

問題図では、2七の地点を守りながら攻めに転じることが急所でした。ゆえに、▲6三角が効果の高い一手になるという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.1.16)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手(2019.1.16)

難易度
(3.5)

目的: 優位を維持する。

 

ヒント: 相手の応手によって、態度を変えれる状況を作りましょう。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

 



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