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毎日次の一手(2019.4.21)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「悪手探し」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。問題に齟齬がないように注意しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。形勢の悪化を防ぐことが目的でしたね。

 

悪手探し

選択肢

(A)▲4七銀
(B)▲6六銀
(C)▲2二歩
(D)▲7四歩

(A)です!

 

次の一手

▲4七銀が悪手でした。


解説

 

まずは、なぜ(A)の▲4七銀が悪手なのかを説明します。

 

次の一手

この手は銀交換を避け、穏やかに指すことで歩得を主張する意味ですが、△7六歩を打たれてしまうので面白くありません。

銀を引くのは壁銀なので▲6六銀は妥当ですが、△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛で手を渡されたときに困るのです。(第1図)

 

次の一手

先手は銀を渡すと7七に銀を打ちこまれるので、▲6五銀と取るのは利敵行為。かと言って、放置していると△6六銀▲同歩△6五歩がうるさいですね。

 

この変化は、7六に拠点を設置されることで玉の安全度に差を着けられていることが問題点です。ゆえに、▲4七銀は悪手なのです。

 


他の手について

 

次の一手

上記の失敗例を踏まえると、先手は無条件で△7六歩を打たれないようにする工夫が求められていることが分かります。(B)の▲6六銀は、7七の銀を移動させることで△7六歩を緩和した意味ですね。(第2図)

 

次の一手

ぱっと見は△5六銀▲同歩△4七銀という強襲が嫌らしく映りますが、これには▲2四歩が絶好の一着で、先手はピンチを切り抜けることが出来ます。(第3図)

 

これには△同歩と応じるよりありませんが、それから▲4七金と取ります。後手はもちろん、△3八角で両取りを掛けてきますが▲2四飛と走ってしまえば一丁上がりですね。(A図)

 

次に、問題図から(D)の▲7四歩を解説します。(第4図)

 

次の一手

(1)△5六銀には▲7三歩成で良いですし、(2)△7四同飛には▲8三角△6四飛▲6五銀△同桂▲7六銀から飛車を圧迫する手が楽しみですね。

 

なので、後手は(3)△7四同銀と応じるくらいですが、▲3五歩が小気味よい突き捨てで、先手は機先を制することに成功します。(第5図)

 

次の一手

これを△同歩なら、▲3四歩で拠点を設置しておきましょう。そうなると、第1図の状況を逆にしたような関係になるので、後手は指しきれません。

 

よって、この突き捨ては無視するよりないのですが、△6五銀とぶつけると▲7四歩でまた手数を稼がれてしまうので、後手は攻め駒を前進することが出来ません。という訳で、これも先手良しです。

 

最後に問題図から(C)の▲2二歩の話をします。これは、もっとも強気な選択ですね。(第6図)

 

△同金なら2筋が壁になるので、▲7四歩の威力がさらに上がってしまいます。後手はこの歩を相手しても利点がありません。

したがって、△5六銀▲2一歩成△4七銀成と斬り合うことになりますが、▲7四桂で左辺を押さえるのが先手期待の攻めになります。(第7図)

 

△5二金とかわすくらいですが、これで後手玉は狭い格好になりました。先手のほうが広い玉型になったので、強気に寄せ合いを挑めるようになったことが大きいのです。

 

まずは▲2四歩△同歩▲4七金と常套の対応策を用います。以下、△3八角▲2四飛△4七角成が詰めろですが、▲7九玉が味の良い早逃げになります。(第8図)

 

次に▲2二とを喫すると後手は受けが利かなくなるので△2三銀と頑張るのが一案ですが、▲3一銀△5一玉▲2七飛△3八馬▲1七飛と進めておけば問題ありません。その局面は自玉の安定感が段違いなので先手優勢です。(B図)

 

 

問題図では7七に銀がいる状態で、△7六歩を打たれないようにすることが急所でした。▲4七銀はその条件を満たしていないので、悪手になってしまうという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.4.21)

 

冒頭に記したように、今月のテーマは「悪手探し」です。ルールは、以下の通りです。

4つの選択肢の中に、悪手が少なくとも一つ含まれております。それを見つけ出してください。(悪手の数が一つとは限りません)

 

ちなみに、選択肢の全てが悪手ということはありません。つまり、悪手の数は1~3ということになりますね。悪手を見抜いて、局面を有利な方向へ導いてください。

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

選択肢

(A)▲5六角
(B)▲9六角
(C)▲5七銀
(D)▲8五歩

難易度
(4.0)

目的: 形勢の悪化を防ぐ。

 

ヒント: 先手のほうが玉が堅いということは……。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!



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