元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2018.10.26)

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

 

注意事項

 

・問題は、あらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なので当然、ミスはございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

まずは、昨日の解答を記します。

 

正解は、▲7一角です!

敵陣深くに角を打ちこんでしまう手が正解でした!


解説

 

問題図は8五の銀の力で8筋を押し込めそうな展開ですが、先手は歩損しているので、悠長なことはできない状況です。(問題図)

 

シンプルに攻めるなら▲8四銀と前進する手が目に映りますね。ですが、それには△6九角が厄介な反撃です。(第1図)

 

この手は、▲8三銀成に△8七歩を用意しています。以下、▲8二成銀△8八歩成と飛車を取り合う変化は、先手が面白くないでしょう。(第2図)

 

なぜ、第2図が先手不満なのかと言うと、(1)8二の成銀が遊んでいることと、(2)押さえ込んでいた後手の飛車が駒台へ移動してしまったからです。

この変化は先手にとって、あまり利がありません。

 

また、△6九角に対して▲6八金で角を捕獲しにいくのも、△8七歩▲8九飛△8四飛▲6九飛△8八歩成で先手失敗です。(第3図)

 

第2図第3図も、後手の飛車に捌かれているのが、問題点です。

 

▲8四銀は至って自然な手ですが、この場合は後手に反撃のターンを与えているので緩手になってしまうのです。

 

したがって、問題図では、後手に手番を渡さない手が要求されており、それを満たす手が▲7一角なのです!(解答図)

 

一見、△7二飛で角が即死するので暴発に見えてしまいますが、そこで▲7四銀が目の覚める一手で、先手良しになります。(第4図)

 

△7四同歩▲8一飛成は文句なしに先手良し。銀桂交換の駒損でも、一方的に飛車が成り込めるのでノープロブレムです。

よって、△7一飛と指すくらいですが、▲6三銀成△同金▲8二飛成△6二銀▲7二銀で食い付くことに成功しました。(第5図)

 

先手は瞬間的には角損ですが、後手陣には資源がたくさん落ちているので攻めが切れることはありません。第3図と逆のような状況ですね。

以降は、桂香を拾いつつ、二枚飛車で横から着実に後手の金銀を削っていけば良いでしょう。

 

問題図では、どれだけリソースを費やしても構わないので、一方的に飛車を成り込んでしまうことが急所でした。なので、▲7一角という強引な手が成立するという仕組みですね。

 

 

毎日次の一手 (2018.10.26)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

難易度
(3.0)

目的: 優位を維持する。

 

ヒント: 後手が狙っている手を看破してください。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

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