元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2018.12.29)

毎日次の一手(2018.12.29)

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「攻め」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

毎日次の一手(2018.12.28)

正解は、▲2四飛です!

 

飛車を活用することが急所

飛車を浮いて、6四の銀を狙う手が正解でした!


解説

 

問題図は先手が攻勢に出ていますが、後手に手番を渡すと△6六歩の反撃が厳しいので、悠長なことはできない状況です。

 

毎日次の一手(2018.12.28)

何はともあれ、▲6四金と取ってみたくはなりますが、△同銀のときに後続が難しいですね。(第1図)

 

これは飛車が活用できていない

ここで▲2四飛と浮いても、△6三金打が強力です。以下、▲5四銀△同金▲同飛△6三銀が一例ですが、これは後手陣が手厚い格好です。(第2図)

 

飛車を活用しても、この銀打ちが堅い

しかしながら、このように働きが弱い2六の飛を活用する着想は、悪くありません。実は、問題図から単に▲2四飛と浮けば、先手の攻めはヒットしているのです!(解答図)

 

飛車を活用することが急所

放置すると▲6四金があるので、これは△5四銀の一手ですが、▲同飛のときに今度は後手の持ち駒が金になっていることが、ポイントです。(第3図)

 

飛車が中央に活用できた

つまり、ここで第2図と同じ要領で△6三金打と守ると、今度は▲7二銀と放り込む手が発生しているのです。(A図)

 

よって、後手は▲7二銀の筋を防ぐために△5三金打と打つ必要がありますが、▲同桂成△同金▲同飛成△同銀▲4五角で、先手の攻めは止まりません。(第4図)

 

次は、角を活用しよう。

(1)△5四桂には、▲同角△同銀▲6四金で上から押さえれば問題ないですし、(2)△6三歩には▲5二銀が会心の一撃です。(第5図)

 

(1)△同玉は、▲7二角。
(2)△5四桂は、▲4一角。

いずれも、先手の攻めが炸裂しているので、先手勝勢と言えるでしょう。

 

問題図では、飛車を5筋に転戦すること、及び、そのとき△6三銀で右玉の囲いを再生されないことが肝要でした。ゆえに、単に▲2四飛が効果的な一着になる訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2018.12.29)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手(2018.12.29)

難易度
(4.0)

目的: 優位を維持する。

 

ヒント: 駒損を回復する手を探してください。

 

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

 



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