最新戦法の事情【7月・振り飛車編】を公開しました。詳細は、ここをタップ!

毎日次の一手(2019.4.17)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「悪手探し」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。問題に齟齬がないように注意しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

悪手探し

選択肢

(A)▲4八金
(B)▲3三桂成
(C)▲6五桂
(D)▲9五歩

(C)です!

 

悪手探し

▲6五桂が悪手でした。


解説

 

まずは、なぜ▲6五桂が悪手なのかを説明します。

 

次の一手

この手は後手玉の弱点である玉頭を狙った意味ですね。自然な活用なので悪手ではなさそうに映りますが、△4五桂が軽やかな返し技で、先手は形勢を損ねることになります。(第1図)

 

先手は▲3三桂成→▲4五桂という攻め筋を消されると、後手陣を攻めることができません。そうなると、▲6五桂という一手が無力化されてしまうのです。

 

ここで▲4六歩と突いても、△6四歩▲4五歩△6五歩で後手のほうが都合の良い桂の取り方をしているので先手失敗ですね。(A図)

 

このように、先手は▲6五桂と跳ねても有効な攻めにならないばかりか、相手の歩の餌食となってしまいます。ゆえに、▲6五桂は悪手なのです。

 


他の手について

 

悪手探し

上記の失敗例を踏まえると、先手は△4五桂の筋を警戒する必要があることが分かります。(A)の▲4八金は、玉頭を補強してそれに備えた一手ですね。(第2図)

 

次の一手

後手は△8三銀で壁形を解消するのが一案ですが、▲3三桂成△同銀▲8四歩△同銀▲8三桂で着実に駒得を狙う手が厳しく、先手の攻めが続きます。(第3図)

 

次の一手

筋悪な桂打ちですが、先手は一方的に攻めることが出来る状況なので攻めが切れなければ問題ありません。

 

次に、(D)の▲9五歩に触れます。これは堂々とした一手ですね。(第4図)

 

次の一手

端の歩を取ると、△2五桂▲同飛△9八歩▲同香△8六桂という両取りが気になりますが、▲8二歩成という切り返しがあるので大丈夫。(B図)

 

そうなると、後手は他に有力な攻め筋がありません。つまり、これで受けに回る方針でも先手は優位を維持できます。

 

最後に、問題図から(B)の▲3三桂成を解説します。これは、△同銀に▲4五桂からバリバリ攻めて行く意味です。(第5図)

 

次の一手

(1)△4四銀には▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛が厳しいですね。

したがって、(2)△2二銀はやむを得ないですが、▲6五桂△4一桂▲2四歩△同歩▲同飛で飛車を参戦するのが鋭い着想です。(第6図)

 

次の一手

後手は当然、△2三歩と受けますが、▲5三桂左成△同桂▲同桂成△同玉▲4六桂が狙いの一着で、先手は飛車の入手が確実となりました。(第7図)

 

次の一手

飛車が逃げても▲3四飛があるので、飛車交換になることは確定しています。そうなると、自分だけ敵陣に飛車を打ち込める先手が良いことは火を見るよりも明らかですね。第7図は玉型の差が甚だしく、先手優勢です。

 

問題図では△4五桂という跳ね違いを牽制することが急所でした。▲6五桂はその条件を満たしていないので、悪手になってしまうという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.4.17)

 

冒頭に記したように、今月のテーマは「悪手探し」です。ルールは、以下の通りです。

4つの選択肢の中に、悪手が少なくとも一つ含まれております。それを見つけ出してください。(悪手の数が一つとは限りません)

 

ちなみに、選択肢の全てが悪手ということはありません。つまり、悪手の数は1~3ということになりますね。悪手を見抜いて、局面を有利な方向へ導いてください。

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

選択肢

(A)▲5八飛
(B)▲7九金寄
(C)▲1六歩
(D)▲8六歩

難易度
(3.5)

目的: 形勢の悪化を防ぐ。

 

ヒント: 相手の狙いを察知しましょう。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!



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