元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2018.11.25)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「受け」をテーマに問題を出題します。 

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なので当然、ミスはございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。勝勢に持ち込むことが目的でしたね。

 

毎日次の一手

正解は、▲4八銀です!

 

催促

△6九とを恐れず、飛車取りに銀を打つ手が正解でした!


解説

 

問題図で先手玉は、△6九と▲5八玉△5九飛成という詰めろが掛かっているので、何かしらの受けが必要な局面です。

 

毎日次の一手

ただ、6九の地点に利きを増やすのは容易ではないですよね。▲7九金と引けば数は足せますが、△5五桂と迫られて振りほどけなくなってしまいます。(A図)

 

また、問題図から▲7七金と逃げ道を広げる手も考えられますが、△6九と▲7八玉△8六桂▲同金△同金が厄介な変化です。(第1図)

 

催促できていないので、不満

先手玉には相変わらず詰めろが掛かっているので、▲4四馬と金を取る余裕がありません。

一応、ここから▲5三桂成△同玉▲7五角で8六の金を抜くことはできますが、それを実行すると後手玉も安全になる(▲4四馬で金を取ることができない)ので、混戦模様になってしまいます。

 

改めて、問題図に戻ります。

毎日次の一手

▲7七金や▲7九金が上手くいかない理由は、手番を握ることが出来ていないからです。つまり、ここでは後手の攻めを催促するような強い受けが求められており、それが▲4八銀なのです!(解答図)

 

催促

5九に利きを増やすのが賢い受け方で、後手は攻める手段に困っています。

(1)△6九とは、▲5八玉で後続がありません。飛車を逃げれば▲4四馬で先手勝勢ですね。

したがって、(2)△4九飛成と指すくらいですが、▲5九銀で、と金を払えば、先手玉は見違えるほど安全になりました。(第2図)

 

催促する受けが成功

有効な攻めが無い後手は、4四の金取りを受けるよりないところですが、

(1)△4三金には、▲6五角が詰めろ金取り。
(2)△5四金には、▲3三馬△4七竜▲4三角△4一玉▲6一角成(B図)

いずれも、先手勝勢です。後手は、6二の飛が攻めにも受けにも使えない駒になっていることが痛恨ですね。

 

やはり、終盤戦において手番を握ることは、最優先事項の一つと言えます。どんな状況に置かれても、それは常に意識しておきたいものですね。

 

 

毎日次の一手 (2018.11.25)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手

難易度
(3.5)

目的: 優位を維持する。

 

ヒント: 6八に成桂を作られると、後手の攻めは切れなくなります。

 

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

5 Comments

Sun_say

今日の問題は、平凡に▲5七銀しか思い付きませんf(^_^;)
7筋に歩が打てれば、▲7九歩から竜筋を、八段目からズラす事に専念するのですが、現状は出来ない…(T_T)

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Sun_say

もったいない気がするのですが、馬切りからの自陣補強ですか? 相手の囲いを崩しながら自陣の強化でしょうか!?
明日の解答楽しみにしてます(*´ω`*)

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nakajin

▲5五桂で外側から削ると一直線に攻めあわれて負けそう。▲2四歩△同銀▲3一馬△同金に▲8九金△8七龍を決めてから▲2四飛△同歩▲2三桂かな?

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あらきっぺ

はじめまして。

▲2四歩には、無視して△6八桂成▲2三歩成△5八成桂と攻め合われると、先手の分が悪いです。
将来、2九の飛が陰になってしまうことが辛いですね。

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