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毎日次の一手(2019.3.24)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「受け」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。優位を維持することが目的でしたね。

 

次の一手

正解は、▲3八角です!

 

浮き駒を消すことが大事

手厚く角を投資する手が正解でした!


解説

 

問題図は、先手が一方的に攻められていますが、相手の攻め駒は少ないので、ここを凌ぎ切ってしまえば後手を穴熊の姿焼きに追い込むことが期待できます。

 

浮き駒

銀取りを受ける必要がありますが、▲同桂△同馬は王手銀取りなので失敗。また、▲3八銀引という受けでは、△同金▲同銀△4八馬で技が掛かってしまいます。(第1図)

 

浮き駒

飛と銀の両取りですね。▲8八飛と引いても、△3八馬▲同飛△4七銀で後手に戦力を増強されてしまいます。これは、浮き駒が多い欠陥を咎められていますね。

 

問題図に戻ります。

浮き駒

他には▲8七飛という受けもありますが、△6九馬で両取りが掛かり、これも苦しくなります。(A図)

これを踏まえて、問題図から▲8七飛打も考えられますが、△2七金で歩を補充される手が面倒です。(第2図)

 

この金を放置する訳にはいかないので▲2八歩と金を追い払うのが一案ですが、△1八金▲同玉△1五歩▲同歩△1六歩で端に争点を広げられて、簡単には振りほどけません。(B図)

 

 

改めて、問題図に戻ります。

現時点では、後手の攻め駒の数は二枚ですが、これが一枚でも増えると攻めを切らす展開から遠のくので、望ましくありません。

つまり、問題図では駒を取られないように浮き駒を消す受けが求められており、それが▲3八角なのです!(解答図)

 

浮き駒

見た目は奇異ですが、もし銀を持っていたら迷わず▲3八銀打と打つことでしょう。それを角で代用しているようなものです。

 

後手は△3八同金が自然ですが、▲同銀直と応じておけば、先手は引き締まった格好になります。(第3図)

 

浮き駒

今度は△4八馬と引かれても、▲8一飛成で差し支えありません。△6九角にも▲3七金で数を足せば受け切りですね。(第4図)

 

ここで△3九馬と潜りこまれても、▲8八竜がピッタリですね。後手は、と金を作ることも小駒を回収することも不可能なので、手段に窮しています。

 

問題図では、浮き駒を消すことが急所でした。ゆえに、▲3八角がその条件を満たす一手になるという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.3.24)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

次の一手

難易度
(2.5)

目的: 優位を維持する。

 

ヒント: 後手の攻め駒を捌かせないようにしましょう。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!



4 COMMENTS

kyosya

Twitterをフォローしている者です
先日の問題で2六角はないのでしょうか?
解説にもなかったので気になりました

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あらきっぺ

はじめまして。

なるほど。そのような受けもありましたか。ご指摘ありがとうございます。
後手は△6九馬▲3七角△4七馬という進行を選びそうですね。以下、▲5七金打△3八銀が一例でしょうか。
▲5七金打の味が微妙なので少し嫌なところはありますが、先手が凌いでいるような気はします。ただ、▲3八角のほうが明快に切らしている印象もありますね。

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kyosya

丁寧なご返信ありがとうございます
例として挙げられた変化と本譜を比較して確かに本譜の方が良いと思いました。
とても勉強になりました

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あらきっぺ

どういたしまして。

こちらも、▲2六角というアクロバティックな受け方は舌を巻きました。将棋は広いですね。
今後も、ご覧いただけると何よりです。

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