最新戦法の事情【居飛車編 8・9・10月合併号】を公開しました。詳細は、ここをタップ!

最新戦法の事情・居飛車編(2022年8・9・10月合併号)

最新戦法の事情 居飛車 あらきっぺ

どうも、あらきっぺです。先日、人生で初めてオンラインによるトークイベントを行いました。刺激の多い時間で面白かったです。ただ、話者の立場からすると、ずっとパソコンに向かって独り言を述べているような錯覚を覚えますね笑

 

タイトルに記載している通り、相居飛車の将棋から最新戦法の事情を分析したいと思います。

前回の内容は、こちらからどうぞ。

あらきっぺ 居飛車最新戦法の事情・居飛車編(2022年6・7月合併号)

 

注意事項

 

・調査対象の将棋は、先月のプロの公式戦から(男性棋戦のみ)。棋譜はネット上や棋譜中継アプリにて公開されているものから収集。全ての公式戦の棋譜を見ているわけではありません。ご了承ください。

 

・記事の内容は、プロの公式戦の棋譜を参考にしておりますが、それを元にして筆者独自の研究内容も含まれております。記事内容の全てが棋譜の引用という訳ではありません。

 

・記事中に記載している出現率は、小数点第二位を四捨五入した数字になります。

 

・戦法や局面に対する評価や判断は、筆者の独断と偏見が多分に混じっております。当記事の内容を参考にして頂けるのは執筆者としては光栄ですが、妄信し過ぎないことを推奨致します。

 

最新戦法の事情 居飛車編
(2022.7/1~9/30)

 

調査対象局は270局。それでは、戦型ごとに見て行きましょう。

 

角換わり

スライド形に誘導せよ!


65局出現。出現率は前回の期間から横這い(23.2%→24.1%)となっており、これに関しては変化がありません。ただ、環境には小さくない変化が起こっています。

角換わりの先手は、[腰掛け銀・早繰り銀・桂ポン]のどれかを選ぶことになります。そして、現環境で人気が集まっているのは腰掛け銀ですね。これは腰掛け銀で目指したい形があることに起因します。これの存在は環境に大きな影響を与えているので、今回はこれを軸に話を進めましょう。

先手が目指したい形は、すばり「スライド形」の将棋です。

角換わり 腰掛け銀 最新

なお、「スライド形」とは、上図で示した局面の定跡を意味します。基本形から一手ズレていることが特徴ですね。

これと基本形は瓜二つなので、どちらが勝るのかは長らく評価が定まっていないところがありました。しかし、現環境ではついに結論が出つつあるのです。単調直入に述べると、スライド形は先手良しという見解が固まったように感じますね。

角換わり 腰掛け銀 最新

具体的には、ここから▲7九玉△5二玉▲8八玉△4二玉▲4五桂で、玉を8八に移動させてから先攻すれば先手有望という風潮になっています。(第1図)

角換わり 腰掛け銀 最新

ここからは、△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△6五歩といった順が定跡化された進行ですね。その先には膨大な分岐があるのですが、現環境では先手に極めて有力な手が発見されており、それがスライド形は先手良しと評価する根拠になっています。

なお、それに関する詳細な解説は、豪華版の記事をご覧くださると幸いです。

【スライド形の定跡が先手良しである理由】

詳細は、こちら!

角換わり 腰掛け銀 最新

なので、先手はこの局面に誘導できれば作戦としては成功です。ただし、平凡に駒組みを進める姿勢では後手に基本形を選ばれる可能性もあるので、確実にスライド形の定跡に持ち込めるとは限りません。

なので、先手としては基本形に将棋からスライド形に移行できるような指し方があれば理想ですね。ここからは、それが実現可能かどうかを見ていきましょう。

角換わり 腰掛け銀 最新

ちなみに、基本形の局面で後手には複数の応手がありますが、現環境ではこの△5二玉が最も隙を作らない待機策なので有力と見られています。

さて、先手はこのままではスライド形にならないので、上手く手番をズラしてそれを目指すことになります。具体的には、▲6九玉と待機。これに△4二玉だと、▲7九玉△5二玉▲8八玉△4二玉▲4五桂で、第1図の局面に誘導できますね。

角換わり 腰掛け銀 最新

したがって、後手も▲6九玉には△4一玉で歩調を合わせます。もし、▲7九玉なら△4二玉と上がりましょう。こうすれば、冒頭の局面から▲7九玉△4二玉と進んだ勘定になるので、やはりスライド形になりません。

角換わり 腰掛け銀 最新

このように、ただ玉を移動しているだけでは、スライド形に誘導することは叶わないことが分かります。しかし、この配置であれば、違う打開法が発生しているのです。それが▲5八玉△4二玉▲4五銀ですね。

実を言うと、先手の玉の移動は、この局面に誘導することも狙いの一つだったのです。(第2図)

角換わり 腰掛け銀 最新

先手は銀交換に成功すれば、自分だけ▲6三銀と打つ狙いが出来るので、それは条件の良い戦いになります。また、ここで△6三銀と引かれたら、▲5六角から打開していくのが面白いですね。これも歩得が確定するので、先手が事を上手く運んでいます。

角換わり 腰掛け銀 最新

つまり、先手はスライド形に誘導する駆け引きを利用すると、基本形から無条件で▲5八玉の手入れを指すことが出来るのです。そうなると、後手から△4七銀と打たれる攻め筋をケアできるので、新たな打開策が見出せるという訳ですね。この作戦は、なかなかに有力だと感じます。基本形の局面を起点にしているので、再現性も非常に高そうですね。

 

それでは、話をまとめます。現環境の角換わりは、腰掛け銀がホットです。先手はスライド形になればリードを奪えるので、いかにしてそれに誘導するかを念頭に置いて駒組みを進めるのが最近のトレンドですね。

角換わり 腰掛け銀 最新

後手としては基本形を目指してもスライド形に持ち込まれる可能性があるので、それを選んでおけば安心とは言い切れません。よって、現環境の後手は腰掛け銀に組むのであれば、△9三歩型の定跡を選ぶ方が無難かもしれませんね。

 

矢倉

今は凪いている


28局出現。出現率は10.4%であり、少なめです。

内容に関しても目新しい将棋はなく、定跡が進んでいない印象を受けます。現環境では角換わりと相掛かりに人気が集中しており、矢倉は関心が低い戦型である節は否めません。今は凪いている状態ですね。

 

相掛かり

第五の手段


91局出現。非常に多く指されています。相掛かりも定跡がかなり体系化されてきましたが、角換わりと比べると間口が広いので、まだまだ未知の部分が多い戦型です。そういったところに魅力を感じているプレイヤーが多いのかもしれません。

相掛かりにおける昨今のトレンドは、▲9六歩を優先する駒組みです。この「最新戦法の事情」シリーズでも、再三に亘って取り上げている形ですね。

相掛かり 96歩 定跡

これに対して、後手の対策は△1四歩、△9四歩、△3四歩、△5二玉の四種類が多いですね。この中でどれが最適なのか、ということが現環境の一大テーマです。

相掛かり 96歩 定跡

ちなみに、プロ棋界で多く指されているのは、上図のように△1四歩か△9四歩でどちらかの端歩を突く手ですね。こうして端歩を突き返しておくのは、至って自然な考え方だと言えるでしょう。

しかしながら、現環境では、この突き合いはどちらを選んでも先手の得になりやすいので、後手がやや面白くない節を感じます。詳しい理由は、以下の記事をご覧くださると幸いです。

【△1四歩が面白くない理由】

詳細は、こちら!

【△9四歩が面白くない理由】

詳細は、こちら!

 

相掛かり 96歩 定跡

なので、今回の記事では▲9六歩と突かれたときに、端歩を突かない指し方を見ていきましょう。実を言うと、現環境では先述した四種類の手ではない第五の手段が登場しているのです。(第3図)

相掛かり 96歩 定跡

図が示すように、この△4二玉が第五の手段です。後手はこの手に鉱脈を見つけようとしていますね。

まずは、この手の趣旨から説明していきたいと思います。

相掛かり 96歩 定跡

この手は、意味としては▲9六歩のときに△3四歩と突く手と類似しています。つまり、持久戦志向の一着ですね。

相掛かり 96歩 定跡

ちなみに、▲9六歩のときに△3四歩を選ぶと、▲2四歩△同歩▲同飛と進んだときに3四の歩を守るため、自分の飛が8四に固定されるデメリットがあります。本来、浮き飛車は急戦のときに相性の良い配置であり、持久戦なら引き飛車に構える方が良いですね。▲9六歩に対する△3四歩は、その矛盾を抱えることが些か不満ではあるのです。

 

相掛かり 96歩 定跡

なので、後手は△4二玉を優先しているのです。持久戦志向なら中住まいを選ぶ必要はありませんし、△3四歩を保留すれば横歩も取られにくいので、後手は引き飛車に構えやすい配置になります。要するに、△3四歩の上位互換のような狙いがあるのですね。

相掛かり 96歩 定跡

さて、ここから先手には様々な構想がありますが、無難に指すなら中住まいに組み、▲7六歩と▲3六歩を突いておくのが相場でしょう。対して、後手は下図のような布陣に組んでおきます。(第4図)

相掛かり 96歩 定跡

ご覧のように、引き飛車を選んで[△7二銀・△5二金型]に構えるのが柔軟性と安定感を兼ね備えた指し方になります。現状はちょっとアンバランスな気もしますが、将来、△6四歩→△6三銀と進めれば、一気に陣形が引き締まりますね。

相掛かり 96歩 定跡

こういった組み方を行えば持久戦調の将棋になるので、後手は引き飛車に構えたことが活きています。加えて、この進行は▲9六歩の一手があまり効力を発しない手になっていることも、後手は嬉しい要素ですね。

この△4二玉は指され始めたばかりの手であり、まだ多くの実戦例はありません。ただ、先手にとっては無視できない存在であり、今後、主流の指し方になる可能性も大いにあると感じています。

 

画像

それでは、話をまとめましょう。現環境の相掛かりは、▲9六歩優先型がホットです。後手は△1四歩や△9四歩が多数派ですが、現環境ではどちらも不安があり、些かリスクが高い印象を受けます。

画像

ゆえに、筆者は△3四歩や△4二玉で持久戦志向の序盤に持ち込む方が良いと考えています。特に、△4二玉は確実に引き飛車に構えられるので、安定感が高そうですね。先手は悪くなることはありませんが、明確なよさを求めることも難しいので、これからも盛んに指され続けることでしょう。

 

雁木

相雁木で打開は可能か?


28局出現。この内、22局が後手番での採用。相変わらず、この戦法は後手で採用されるケースが多いですね。

ただし、後手番で2手目△3四歩から雁木に組む指し方は先手の急戦策に手を焼いており、これに苦戦しているのは相変わらず。このオープニングの雁木に関しては課題が残っています。

今回は、先手番での雁木をテーマに話を進めます。上記に記したように、これは少数派の指し方ですが、今回の期間では定跡が進んだ動きがあったので、それを取り上げたいと思います。

相雁木 定跡

先手が雁木を採用した場合、後手は急戦策を選ぶのは率が悪い側面があります。これはシンプルに、先後の差から仕掛けが一手分、遅れてしまうので条件が悪いからです。ゆえに、後手は上図のように相雁木の将棋に持ち込み、持久戦志向の態度で戦う方が一般的ですね。先手としては、上手く打開できるかどうかという戦いになります。

相雁木 定跡

先手は千日手にするわけにはいかないので、どこかで▲4五歩から仕掛けて行くことになりますね。そして、現状では囲いが少し薄いので、もう少し強化することになります。

具体的には、▲6八金右と▲8八玉の二手を指してから▲4五歩が最有力の指し方ですね。(第5図)

相雁木 定跡

後手は△同歩が自然ですが、先手は▲3五歩と突っ掛けて争点を増やしに行きます。

後手も一方的に攻められる訳にはいかないので、△8六歩▲同角△6五歩と反発するのが妥当ですね。その局面を、どう評価するかです。(第6図)

相雁木 定跡

キャプションに記したように、先手は6六の地点を味よく強化するのは難しい形です。ただ、この攻めは3三の角が居なくなれば威力が削げるので、先手はあの駒を目標に攻めて行くのが考えられるプランになります。その具体策を立案できるかどうかが、優劣を分かつと言えるでしょう。

相雁木 定跡

現環境の相雁木は、この局面の優劣が死活問題です。先手としては、ここで優位に持ち込める手順を用意できていれば、とても魅力的な作戦に感じますね。

 

横歩取り

やはり青野流に苦労している


20局出現。出現率は7.4%であり、これは前回の期間から大きな変化はありません。

横歩取りは、何と言っても青野流にどう立ち向かうかが重大なテーマです。これには様々な対策があり、一時期は以下のような駒組みが流行った時期がありました。

青野流 定跡

ご覧のように、△2三金と上がって先手の飛を追い払い、その後に△5二玉型の中原囲いを組む指し方です。これは金の圧力で先手の飛や桂にプレッシャーを掛ける狙いがあり、かなり攻撃的な作戦の一つです。

しかし、現環境ではこの指し方に決定版とも言える対策が登場し、結論が出たような感があります。今回は、この指し方の咎め方を解説していきましょう。

青野流 定跡

まずは、穏便に▲3五飛と引いておきます。後手も現状では囲いが弱いので、△5一金で自陣を引き締めます。ここまでは、妥当な進行ですね。(第7図)

青野流 定跡

さて、この局面を迎えたとき、従来は▲3八銀△8四飛という進行が指されていました。ただ、その進行は2三の金を使いやすいので、後手も戦える印象があります。詳しい理由は、以下の記事をご覧くださると幸いです。

【▲3八銀△8四飛の進行なら後手が戦える理由】

詳細は、こちら!

青野流 定跡

そうした背景があるので、現環境の先手は違う指し方を選ぶようになりました。具体的には、▲2五飛△2四歩▲3五飛で歩を使わせる順ですね。(第8図)

青野流 定跡

この作戦の後手は、将来的に△8四飛→△2四金という要領で金を繰り出すことが狙いの一つでした。しかし、このように早い段階で△2四歩を強要されると、それを実行することが出来ませんね。先手の指し方は、相手の作戦を構造的に咎めている印象を受けます。

青野流 定跡

この後、先手は▲3八銀と引き締めて、▲8七歩を打ったり▲9六歩→▲7七桂という要領で駒組みを進めるのが一案です。後手は持久戦になると金の運用が難しい将棋になるので、ゆっくり駒組みを進めるのは本意ではありません。しかし、現状では戦いを起こす準備が整っていないので、動くのは現実的ではありません。ゆえに、この局面の後手は、早くも作戦が破綻しているように感じます。

青野流 定跡

正直なところ、この作戦は、対策が確立されてしまったと言えます。今後、この作戦が表舞台に登場することは、かなり考えにくいと言えるでしょう。

 

その他の戦型

横歩取りを誘う


38局出現。数が多いのは一手損角換わり(13局)ですが、早繰り銀や桂ポンといった急戦策に苦慮しており、成果が伴っているとは言えません。

今回は、後手が意欲的な作戦を披露した将棋が登場したので、それを解説したいと思います。

6手目95歩

将棋には様々なオープニングがありますが、後手の趣向として、このように早期に端の位を取ってしまう指し方があります。

これは基本的には角交換振り飛車を視野に入れたものなので、先手は▲6八玉と上がるのがポピュラーですね。対して、後手は△3二金と上がります。(第9図)

6手目95歩

さて、ここで先手は穏便に駒組みするなら▲4八銀が一例ですが、可能であれば後手の指し方を真っ向から咎めに行きたいところです。突っ張るのであれば、▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛と横歩を取るのが有力ですね。

6手目95歩

後手も歩損のまま局面が収まると不本意なので、△8八角成▲同銀△2五角で反発することになります。以下、▲3六飛△同角▲同歩までは必然の進行でしょう。

問題は、ここから後手がどのように駒組みを進めるかです。(第10図)

6手目95歩

ここで後手は△2七飛と打てば竜を作ることは出来ます。ただ、あまりに早く飛を使うと、切り札を手放すことになるので善悪微妙ですね。竜を作っても現状では自陣に撤退するよりないので、下手をすれば相手のターゲットにされる恐れもあります。

6手目95歩

したがって、ここは持ち駒の飛を温存したまま陣形整備を進める方が賢明でしょう。加えて、9筋の位が活きる駒組みを行いたいですね。

具体的には、△9二飛→△9四飛→△7二銀という要領で駒組みを進めるのが一策です。あとは美濃囲いに玉を囲う要領ですね。そうした展開は9筋の位が活きていますし、玉型も安定しているので後手は大いに戦える印象です。

 

6手目95歩

このように、6手目△9五歩から△3二金と上がって横歩取りを誘う作戦は、なかなか魅力的に映ります。早い段階から定跡を外れた将棋にあるので、力戦派のプレイヤーには打ってつけの指し方かもしれませんね。

 


お知らせ

序盤の知識をもっと高めたい! 常に作戦勝ちを狙って戦いたい! という方は、以下の記事をご覧ください。

 

最新の戦術には興味があるけど、どう指して良いのか分からない。どうしてプロがこういった指し方をするのかを知りたい。そういったお気持ちがある方には、うってつけのコンテンツとなっております。

 

有料(450円)ではありますが、内容量としてはこの記事の約4倍です。よろしければご覧ください!

 

今回のまとめと展望

 

【角換わりが最も魅力的】

 

現環境では角換わりと相掛かりの二つが盛んに指されており、主戦場にかなり偏りが出ています。対局数が多いのは相掛かりですが、筆者は角換わりの方に強い魅力を感じますね。これは、前述したようにスライド形の定跡が先手良しになったことが最たる理由です。

特に、基本形からスライド形に誘導できるルートが発見されたことが大きい印象を受けます。基本形の将棋が指せなくなると、後手は作戦がかなり限定されることになるので、旗色が悪くなる可能性が高まりますね。

相掛かりに関しても、ポピュラーな対応である△1四歩及び△9四歩に不安があることは先手のアドバンテージ。これら二つの戦型に支持が集まっているのは、頷けるものがありますね。

 

【幹の少ない作戦は生き残れない】

 

現環境では、一つの戦法の中でも他の作戦(戦法)を視野に入れて戦う定跡が本当に増えました。というより、そういった柔軟性の高い作戦でないと、生き残っていけない節を感じますね。

相掛かり 96歩 定跡

例えば、昨今の相掛かりでは▲9六歩優先型が流行っている訳ですが、これは相手の対応によって作戦を切り替えていくカメレオンのような戦法です。この性質から察せられるように、現環境の将棋は、傍目には真の目的が見えにくい作戦が主流になっています。それは、角換わりにおける玉を細かく移動する指し方にも同じことが言えるでしょう。

 

また、昨今の相居飛車は2手目△3四歩のオープニングがめっきり減っている訳ですが、これも作戦の幹が少ないことが理由の一つだと考えられます。特に、横歩取りはそれが顕著ですね。この戦法はチョイスできる作戦の数が少ないので含みが狭く、青野流に狙い撃たれているのが実情です。

6手目95歩

だからこそ、現環境ではこうした指し方が登場しているとも言えます。先述したように、これは居飛車と振り飛車を同時に見せているので幹が多いですね。人間同士の対局だと、こういった要素も加味して戦型選択を行っていくことが大事なのかもしれません。

 

それでは、また、ご愛読くださり、誠にありがとうございました!

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