元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2018.10.9)

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

 

注意事項

 

・問題は、あらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なので当然、ミスはございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

まずは、昨日の解答を記します。

 

正解は、▲8五桂です!

桂の取られる場所を変える手が正解でした!


解説

問題図は先手が桂得しているものの、次に△7七歩成で桂を取られてしまうと、その良さが消えてしまいます。つまり、端的に言うと、問題図は先手がのんびりできない状況と言えます。

 

それを踏まえると、ここで▲2四歩△同歩▲同飛と一歩交換しているようでは、ぬるいことが分かりますね。具体的には、△2三歩▲2九飛に△4七歩と叩かれて先手が大変でしょう。(第1図)

 

(1)▲4七同銀は、△4五歩。
(2)▲5八金は、△3八角。
(3)▲3八金は、△7七歩成▲同銀△7六歩▲同銀△2六桂(A図)

どれも先手にとって、嫌らしい変化ですね。後手玉が安定している状態で受け身になっているので、先手難局です。

 

問題図では、△4七歩で反撃される前に何か手を講じる必要があります。その手段が、▲8五桂なのです!(解答図)

 

一見、△8五同飛でタダのようですが、飛車を8五に呼ぶことで▲3四桂という跳び蹴りが発生します。この攻め筋を作るための▲8五桂だったんですね。(第2図)

 

(1)△3四同銀は、▲5二角が金銀両取り。
(2)△3一玉は、▲2四歩△同歩▲2二歩(B図)で先手の攻めが続きます。

これらの変化は、第1図と違い、後手の囲いを攻撃できているので、先手が良いです。

 

解答図に戻ります。

しかしながら、ここで桂を取り返せないようでは、後手は変調です。その上、次に▲4一角と打ち込む手も残っているので、8五の桂が生還するビジョンも見えつつあります。

 

問題図から▲8五桂と跳ねることで、先手は桂得を維持することができました。自分の主張を守ることで、形勢を有利な状態にするという好例だったと思います。

 

 

毎日次の一手 (2018.10.9)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

難易度
(4.0)

目的: 均衡を保つ。

 

ヒント: 「敵の打ちたいところへ打て」という格言に則ってみましょう。

 

問題図の局面は、ほぼ互角の形勢なので、それを維持する一手を考えてください。

 

解答は明日に発表致します。お楽しみに!

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