元奨励会三段が将棋をテーマにあれこれ書いています。

毎日次の一手(2018.11.22)

毎日次の一手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「受け」をテーマに問題を出題します。 

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく、答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なので当然、ミスはございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には、些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。勝勢に持ち込むことが目的でしたね。

 

毎日次の一手

正解は、▲6七飛です!

 

自陣飛車

自陣飛車を放って、玉型を補強する手が正解でした!


解説

 

問題図は、後手の攻めが細いので先手が優位に立っていますが、玉が薄いことには注意を払わなければいけません。

 

毎日次の一手

攻めだけを考慮すれば、▲5二角成が最速の寄せですが、△同金▲同飛成△7七角打で先手玉はトン死してしまいます。(A図)

 

したがって、ひとまず先手は受けに回る必要があります。例えば、▲7八銀は考えられます。8七の金を消去すれば、先手玉は安全度が上がります。

しかし、▲7八銀には△同金▲同玉△9九角成と進められると、明快ではありません。(第1図)

 

玉型が心許ない

ここで▲5二角成△同金▲同飛成と踏み込んでも、△2五角という返し技があるので、先手は寄せに専念することができません。(B図)

 

確かに、▲7八銀と上がれば、後手の攻め駒を盤上から消し去ることはできます。ただ、自分の守備駒も消えてしまうので、この取引ではイーブンなのです。つまり、自玉を安全にするという目的が果たせていません。

 

改めて、問題図に戻ります。

毎日次の一手

つまり、この局面で先手には、自陣に守備駒を増やす受けが求められており、それが▲6七飛なのです!(解答図)

 

自陣飛車

これは金取りなので、後手は△8六金と撤退するよりありませんが、△7七角打の筋が防げたので、先手は角を切れる態勢が整いました。以下、▲5二角成△同金▲9八金と指すのが賢明な勝ち方ですね。(第2図)

 

自陣飛車を打ったので、安全

この手に代えて、▲5二同飛成でも悪くはありませんが、こちらの方が自陣が安泰なので、より明快でしょう。

第2図は、8八の角が捕獲できている上に、5二の金と3五の銀が両取りなので、後手は処置のしようがありません。先手勝勢は明らかですね。

 

 

問題図は、駒の損得も効率も先手に分のある局面ですが、玉型だけは不安がある状況でした。なので、自陣飛車を打って玉を堅める手が正着になるという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2018.11.22)

 

それでは、今日の問題です。Let’s challenge!!

 

毎日次の一手

 

難易度
(3.0)

目的: 良さを求める。

 

ヒント: 後手の棒銀が遊ぶ展開を目指してください。

 

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!

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