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毎日次の一手(2019.9.20)

攻防手

 

どうも、あらきっぺです。今日も次の一手に取り組んでいきましょう。

今月は、「攻防手」をテーマに問題を出題します。

 

注意事項

 

・問題は、主にあらきっぺが指した将棋を基に制作しております。なるべく答えが一通りになるように局面を編集しておりますが、人間なのでミスがあることもございます。大らかな目でご覧いただけると幸いです。

 

・問題の難易度としては、主に有段者を対象に想定しております。したがって、級位者の方々には些か荷が重いかもしれません。ただし、解答及び解説は丁寧に記しておりますので、難しければ解答だけでもご覧ください。

 

「ご挨拶」の記事でも記している通り、問題の無断転載は、ご遠慮お願い致します。

 

昨日の解答

 

それでは、答え合わせです。勝勢に持ち込むことが目的でしたね。

 

正解は、▲5四香です!

 

香を打って王手を掛ける手が正解でした!


解説

 

問題図は自玉に詰めろが掛かっていますが、2五の馬を取ることでそれを解除できそうな局面です。問題は、それを「いつ」「どのように」実行するかですね。

 

まずは▲2五竜から見ていきましょう。これで良ければ話は早いのですが、残念ながらこの手は詰めろを解除できていません。つまり、△5八銀▲4八玉△3八桂成▲同玉△4七銀成で先手の負けです。(第1図)

 

(1)▲2八玉は、△3七銀から並べ詰み。

(2)▲4七同玉は、△4六銀打▲3八玉△3七金▲2九玉△3八銀▲1八玉△2七金▲同竜△同銀成▲同玉△3五桂で詰みを回避できません。(A図)

この変化は△3五桂で金を取る筋が後手の切り札になっており、先手玉は安全になっていないのです。

 

それを踏まえると、問題図から▲2五金という方法で馬を取れば一件落着のように思えるところですね。けれども、これには△5八銀▲4八玉△3六桂という攻め方が生じてしまいます。(第2図)

 

玉が逃げると△3八桂成から詰んでしまうので、▲3六同竜は致し方無しですが、△3八桂成▲同玉△4七銀打が絶好の攻防手になります。(第3図)

 

攻防手

この銀を取ると平易な詰みなので▲2八玉とかわすより無いですが、△3六銀引成で竜を抜かれると後手玉に迫る手段がないので、先手は勝ち目がありません。

 

 

改めて、問題図に戻ります。

攻防手

このように、無策に馬を取るようでは先手は勝利を掴み取れません。なぜなら、4五の銀が攻防の要として光っているからです。

したがって、問題図ではこの駒の力を弱体化させる手が求められており、それが▲5四香なのです!(解答図)

 

攻防手

(1)△同玉は、▲4五金。
(2)△同銀は、▲2五竜。(B図)

いずれも4五の銀を移動させているので、先手玉は詰み筋が消えています。

 

よって、後手は先手玉への脅威を持続させるには、4五の銀をこの場所に留める必要があります。そうなると▲5四香には△6三玉と逃げることになりますが、これで後手玉の危険度が増したので、先手は▲2五金と指せるようになっているのです。(第4図)

 

攻防手

この手を指すと3六の地点が薄くなるので支障があったはずですが、この局面では事情が変わります。具体的に説明しましょう。

つまり、ここから△5八銀▲4八玉△3六桂▲同竜△3八桂成▲同玉△4七銀打と迫られたときに、▲2八玉とかわせるようになっていることが先手の自慢です。(第5図)

 

攻防手

後手は▲4三竜からの詰めろが残っているので、先手の竜を取る余裕がありません。しかし、それが出来なければ万策尽きており、先手の勝勢は明らかですね。

要するに、あらかじめ[▲5四香△6三玉]という利かしを入れておいたことで、3六の竜を失っても後手玉を詰ますことが出来るという仕組みなのです。

 

問題図では、3一の竜を抜かれても後手玉に対する詰み筋を残しておくことが急所でした。ゆえに、▲5四香が最適な一手になるという訳ですね。

 

 

毎日次の一手 (2019.9.20)

 

それでは、今日の問題です。冒頭に記したように、今月は「攻防手」がテーマです。Let’s challenge!!

 

攻防手

難易度
(4.0)

目的: 勝勢に持ち込む。

 

ヒント: 9七の角を上手く活用しましょう。

 

解答は明日に発表いたします。お楽しみに!



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